芸能スタッフの仕事
プロモーター
プロモーターとは?
アーティストやCDをWeb、SNS、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、YOUTUBEなどあらゆるメディアを通じて幅広くお客様に広めていくプロモーションの仕事です。どのように宣伝していくのかプランニングをA&Rやデジタルマーケティングディレクターとともに進めていきます。お客さんは好きなアーティストの情報を求めているので、その情報を適切に広め、CDや作品を購入してもらうことがプロモーターの仕事です。
仕事の概要、仕事の流れ
仕事の概要
プロモーターという仕事はレコード会社だけではなく様々な業界に存在します。
業界に分けてプロモーターの仕事を紹介します。ポイントは何をプロモーションするかです。
- 音楽プロモーター
- 音楽プロモーターはレコード会社に所属し、主に自分の会社のアーティストのメディアプロモーションを担当します。アーティストがどのような番組に出演するか、どのようなメディアを使って売り出していくのかを決めて、出演交渉や営業をおこなっていきます。アーティストがどんなアーティストなのか、どんなイメージを持ってもらいたいのかなどコンセプトに則ってプロモーションをこなっていきます。
- コンサートプロモーター
- 音楽イベントやコンサートを全国で行う際に、地域に根ざしたプロモーションをおこなっていきます。コンサートプロモーターはレコード会社に所属していることもありまうが、ほとんどがコンサート制作会社に所属しています。アーティストやプロダクションからこのようなコンサートがやりたい!という依頼をうけ、そのために様々なものを手配していきます。プロモーションだけではなく会場押さえやチケット販売などもおこなったりします。大手企業になるとイベントの主催も行います。
- 販促プロモーター
- レコード会社に所属し、企業が販売する楽曲や、CDなどを購入してもらうために、店舗イベントや販促の企画をおこない、当日の運営などを行います。 一般企業のマーケターとも似た仕事になります。
どうやってなるの?
プロモーターになるには、イベント企画/制作会社に就職するのが一般的です。
大学や専門学校でマーケティングや広報に関する学びを深め、新卒採用、もしくは中途採用で入社します。
業界によってプロモーターの仕事内容は少し変わってきますが、どの業界でも必要な力は企画力です。どのようなターゲットに仕掛けていくのか、宣伝手法は適切なのかなど多くのことを企画していく必要があります。また、業界で多くの人と関わって仕事をしていく必要があるため、コミュニケーション能力もとても重要になります。プロモーターになるためには資格や学歴は関係ありませんが、音楽業界の知識やプロモーションの経験などが必要となってくるので、このようなことが学べる専門学校に入学し、しっかりと学んでから就職することをおすすめします。
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企画力
プロモーションの企画・立案に必要な、アイデアやコンセプトを生み出す力
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実行力
プロモーションを実行するために必要な、計画性や実行力
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コミュニケーション能力
社内外の様々な人とコミュニケーションをとり、関係を構築する力
これらのスキルや能力を身につけるためには、大学や専門学校でマーケティングや広報に関する学びを深めるだけでなく、就職活動や転職活動の際には、自分のスキルや能力をアピールできるようなエピソードや経験を準備しておくことが大切です。
また、プロモーターとして活躍するためには、常に新しい情報や技術をキャッチアップし、自分のスキルや知識をアップデートしていくことも重要です。そのため、業界のトレンドや最新技術に関する情報を収集したり、勉強会やセミナーに参加したりするなど、積極的に学び続ける姿勢が求められます。
就職とキャリアパス
プロモーターの就職先は、以下のとおりです。
- イベント企画会社
- コンサートプロモーター
- レコード会社
- 芸能事務所
- 広告代理店
プロモーターのキャリアパスは、以下のとおりです。
- アシスタントプロモーター
- 先輩プロモーターから業務を学びながら、実務経験を積みます。
- プロモーター
- イベントやコンサートの企画・運営・宣伝・広報などの業務を担当します。
- マネージャー
- アシスタントプロモーターやプロモーターなどのチームをまとめ、イベントやコンサートの成功に導きます。
- ディレクター
- イベントやコンサートの全体的な企画・運営を担当します。
おすすめの資格
プロモーターとして必要な資格などは特にありません。
資格よりも知識や経験が重要視される世界です。イベント企画会社やコンサートスタッフのアルバイトなどの経験が就職に有利に働く可能性があります。
また、英語力も身につけておくと、海外のアーティストやイベントとのやりとりなど、幅広い業務に携わる際に役立ちます。
札幌ミュージック&ダンス・放送専門学校では、イベント企画の授業だけでなく、企業プロジェクトとして学生のうちから実際のイベント企画に関わることができます。
向いてる人向いてない人
向いてる人
- エンターテインメントが好きな人
- イベントを企画・運営することに興味がある人
- コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力が高い人
- 責任感があり、最後までやり遂げることができる人
プロモーターの仕事は、イベントやコンサートの成功に欠かせない重要な仕事です。そのため、イベントやコンサートが好きで、その世界で活躍したいという強い気持ちが大切です。また、企画力や実行力があり、自分のアイデアを形にしたい、さまざまな人と関わることができる、責任感があり、最後までやり遂げることができる、というスキルや資質も求められます。