アーティストの仕事
ネットアーティスト
ネットアーティストとは?
SNSや動画配信サイトやアプリなどの普及で音楽・エンターテイメント業界は、この数年間で大きく変化してきました。動画配信サイトなどで楽曲が注目され、そこから拡散する形で人気に火がついたという流れは、近年ブレイクしている多くのアーティストに共通しています。 自分たちの活動が直接ネットを介して人気を集め、スターになれる時代がすでに始まっています。
どうやってなるの?
「ネット発」のヒット曲に共通していることをさらに見ていくと、すべてがデジタル空間で完結しています。アナログの方法で制作した楽曲がたまたまネット空間でバズったのではなく、最初からデジタルの手法で制作したものがデジタル空間で拡散しています。
突如としてネット空間からアーティストが誕生する様子を見ていると、彼らが強運に恵まれているだけと錯覚してしまう人もいます。もちろん、それは間違いです。
多くの人の共感を得るような楽曲は、作曲や編曲の知識だけでなく音楽をプログラミングするDTMやデジタル音楽制作のDAWといった技術が必要です。
また、コンピューターで制作した映像が重なることで世界観が生み出され、これらを制作するためにはCGなどコンピューターによるヴィジュアル制作、デジタルアートやアニメーション制作といったスキルも求められます。何の努力や基礎もなく「ネット発」であるだけでトップアーティストになれるわけではないのは、言うまでもないことです。
これらの多くの要素を身につけるためには、1年、2年で全ての要素を身につけるというのは非常に難しくなります。なので、一つひとつのスキルをじっくり身につけると同時にアーティストとしての世界観をしっかり養う必要があります。