芸能スタッフの仕事
イベント
オーガナイザー
イベントオーガナイザーとは?
アーティストのライブのほかスポーツイベント、展示会、インストアイベント、記者会見など様々なイベントに関わり、企画、制作、運営まで一貫しておこなっていきます。イベンターとも呼ばれます。主催者や芸能・音楽事務所(プロダクション)、アーティストなどとミーティングを重ね、どのようなコンサート・イベントを行いたいのかのプランニング(構成)を行います。将来的には企画・運営の統括であるコンサート(イベント)プロデューサーを目指すこともできます。
仕事の概要、仕事の流れ
イベントオーガナイザーの仕事の概要は、企業や団体、個人が行うイベントの企画・運営を行うことです。イベントの規模や内容はさまざまですが、一般的には以下の流れで仕事を進めます。
仕事の概要
イベントオーガナイザーは、主に音楽やスポーツなどのエンターテインメントイベントの企画・運営を行う職種です。具体的には、次のような業務を担当します。
- ❶イベントの企画・立案
- 主催者やアーティスト、芸能事務所、音楽事務所などコンサートやイベントを実施したい企業が「どんなことをやりたいのか」ということを聞いて、コンサート・イベントの構成を考えます。
- ❷会場の確保・手配
- 日時やイベント規模などを考えながら一番適した会場を手配します。また、規模や予算に合った当日の運営スタッフ(受付や物販、設営、誘導スタッフ)を手配します。
- ❸チケット販売・宣伝
- コンサート・イベントのポスターやフライヤー(チラシ)、ホームページの企画制作、SNSでの告知など集客に向けたプロモーションを行います。
- ❹当日の運営・進行
- 運営者として、アルバイトスタッフの管理や各スタッフへの指示などを行い、コンサート・イベントがスムーズに始まり、時間通りに終わるように仕事をします。
どうやってなるの?
コンサートやライブ、イベントなどの制作会社に就職することが一般的です。それぞれコンサートやライブを扱っている会社、イベント中心の会社、スポーツイベントなどを手がけている会社など、様々な会社があります。また、音楽プロダクション内に企画するセクションがある場合もあります。主催者や来場者に満足してもらえるイベントを企画する創造力やプランニング能力のほか、先を見据えた計画、準備、そして当日臨機応変に動くことができる現場力が必要になるので、未経験の方よりは専門学校などで大小様々なイベントなどでしっかりと経験を積んだ方の方が企業から好まれる傾向があります。
札幌ミュージック&ダンス・放送専門学校では、コンサート企画に特化した専攻を設けており、実際のイベントを企業と一緒に作り上げることなどで現場経験を積むことができます。
収入の目安
イベントオーガナイザーの収入は、企業に所属する正社員の場合と、フリーランスの場合で大きく異なります。
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企業に所属する正社員の場合
企業に所属する正社員のイベントオーガナイザーは、一般的な会社員と同様に、基本給や賞与、各種手当などで収入を得ます。給与は、経験やスキル、役職によって異なりますが、月収20万円~40万円程度が一般的です。
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フリーランスの場合
フリーランスのイベントオーガナイザーは、イベントの企画・運営などの業務を請け負い、報酬を得ます。報酬は、仕事の規模や内容、予算、期間などによって異なりますが、1件あたり10万円~100万円程度が一般的です。また、イベントの成功によって、追加の報酬を得られることもあります。
就職とキャリアパス
就職
イベントオーガナイザーとして就職するためには、以下の方法があります。
- イベント関連の専門学校や大学を卒業する
- イベント制作会社やイベント企画会社に就職する
- フリーランスとして活動する
イベント関連の専門学校や大学を卒業することで、イベント業界の基礎知識やスキルを身につけることができます。また、イベント制作会社やイベント企画会社に就職することで、イベントの企画・運営の経験を積むことができます。
キャリアパス
イベントオーガナイザーのキャリアパスは、以下のとおりです。
- イベント制作会社やイベント企画会社で経験を積む
- マネージャーやプロデューサーなどの管理職にキャリアアップする
- 独立してフリーランスとして活動する
イベント制作会社やイベント企画会社で経験を積むことで、イベントの企画・運営のスキルをさらに磨くことができます。また、マネージャーやプロデューサーなどの管理職にキャリアアップすることで、より大きなイベントの企画・運営に携わることができます。
独立してフリーランスとして活動することで、自分の裁量でイベントを企画・運営することができます。
おすすめの資格
イベントオーガナイザーに必要な資格はありませんが、イベント系の資格やビジネス・外国語系の資格を取得することで有利になる可能性があります。
- イベント業務管理士
- コミュニケーション能力検定
- プレゼンテーション技能検定
- 英語検定
また、プロモーションにあたりPCのオフィスやイラストレーターやフォトショップなどを使えるとより仕事の幅が広がるでしょう。
向いてる人向いてない人
向いてる人
- エンターテインメントが好きな人
- イベントの企画・運営に携わりたい人
- 企画力や運営力、コミュニケーション能力が高い人
イベントオーガナイザーは、エンターテインメント業界で活躍したい人にとって、やりがいのある仕事です。しかし、高いスキルや能力が求められるため、興味がある人は、ぜひチャレンジしてみてください。