音楽クリエーターの仕事
ボカロP
ボカロPの仕事とは?
ソフトウェアに歌を歌わせる合成音声ソフト「VOCALOID」(ボーカロイド)を使って、楽曲制作や活動を行う人のことを総称して「ボカロP」と呼びます。
Pはプロデューサーの略です。
K-POPなどのジャンルと同様、とても人気である「ボカロ」。ボカロ楽曲を作って、ニコニコ動画やYOUTUBEなどの動画サイトやSNSでも活躍するボカロPが続々で現れる時代です。ボカロPは注目度が高く、さらに、ネット社会中心に活動していくため、みなさんが毎日目にするSNSや動画などで自分の作った楽曲がたくさんの人たちに聞いてもらいやすく、そしてテレビなどのメディアよりもすぐに広まりやすいという特徴もあります。
そして人気曲になればたくさんの人たちが「歌ってみた」などで歌ってくれたり、アニメ楽曲やCM楽曲などメジャー楽曲と同じ土俵で勝負することも可能です。
どうやってなるの?
機材を揃える
楽曲を作るための機材を揃える必要があります。ただ、みなさんが想像するよりも簡単な機材でできてしまったりします。
必要な機材は以下の通りです。
- 1. パソコン…できればスペックがいいもの
- 2. オーディオインターフェース…出音をモニターでチェックするために必要です
- 3. DAW、ボーカロイドなど
動画を作る
動画サイトやSNSで発信しようとした場合、音源だけでは投稿できません。
なので動画形式にする必要があります。
簡単な動画でも大丈夫ですが、クオリティーの高い動画を制作できればそれだけたくさんの人が見てくれるようになります。
イラストやアニメーションを作る
イラストを動かして動画にしているボカロPもたくさんいます。
その場合は自分でイラストを描くか、イラストレーターに発注してイラストを制作してもらう必要があります。また、同時に動画として投稿するため、アニメーションや時にはCGなどの技術が必要になってくる場合もあります。この場合もペンタブレットやアニメーションのソフトなど機材が必要なってくることもあります。
SNSや動画サイトに投稿する
作品を作って自分で溜め込んでいても仕方がないので、ボカロPになるためには、まずはSNSや動画サイトに自分の作品を投稿する必要があります。1回投稿しただけで爆発的な人気になることはまず考えづらいでしょう。なので、これを継続的に毎日何回もSNSなどで発信し、動画をアップし続け、フォロワーを1000人、10000人にしていく必要があります。
このようにボカロPになるためには入り口は機材を揃えればOKですが、
それだけではなく様々な力が必要となってきます。
人気楽曲をつくるためには楽曲を作るための知識やノウハウが必要になりますし、動画制作の方法やイラスト、アニメーション、SNS活用、デジタルマーケティングなどあらゆることを学び、身に付けなければなりません。
自分でなんとかする!というのも方法の一つですが、このような技術や知識、ノウハウを学べる専門学校や大学などに進学し、自分に必要な力を身につけるというのも選択肢の一つになると思います。