☆青☆です。
彩り(いろどり)映画日記では、主にこれから公開される映画を中心に、楽しい話題をお送りしていきます。
今回は映画『タイタニック3D』を紹介します!
…とは言っても、内容について今更紹介することも無いので、映像の視点から見てみます。
誰もが一度はTVかDVDか何かで見ているはずのタイタニックですが、劇場公開から15年たった今、3Dになって帰ってきました!
そこでこう思う人もいるでしょう。
「今の流行りでただ適当に3Dにしただけじゃないの?」
ですが、という疑念は、プレビューを観させていただいた瞬間に吹き飛びました。
本物を観なくてはその感動は伝えられないのですが、あえて陳腐な言葉で言うなら、
「まるで最初から3D作品として造られたみたいだった!!」
■どうやって3Dにしたの!?
感動の後は、とにかく、どうやって3Dにしたのかが、とても気になりだしました。
元々、平面のフィルムに焼き付けられた作品だったからそれを3Dにするなんて一体どういうことなのかって。
例えば、印画紙にプリントした写真が1枚あるとします。それをどうやって3Dにしますか??スキャナでパソコンに入れたところで平面には変わりありません。
■アナログで造ってみよう!
ではどうしているのか、早速、思いついたやりかたで3D化に挑戦しました!!
使用したのはタイタニックのチラシ。
これを切り分けました。人物、タイタニック号、タイトルと海です。
手前から奥行きをつけて並べます。
これで3Dになるはず。
早速正面から見てみましょう。
見事、3Dになっていますね!!
ですが、私がみたタイタニック3Dのプレビューと全然違います…
なんでだろう…
…そうか!
奥行きはあるけれども、それぞれが平面だからだ!!
横から見たら超薄いし。
だったら、写真を立体的にすればいい。
ここでポーズ人形に登場してもらいます。
この人形に主人公の顔を貼れば…
これを全身に施せば、完全に3Dが造れる事がわかりましたが、あまりにも大変な作業
なのでやめました(T_T)
とりあえずこの実験で、タイタニックの3D化の秘密がわかりました。
要はこの作業をコンピューター上で1コマずつやればいいんです。
立体になる部分を切り出して、ポリゴンを作って貼り付けて、3D空間に配置する。
(更に、スキマとか、足りない部分を付け足す。)
↑これが全部手作業です。自動では出来ないと思います。
映画の長さ11640秒(194分)x24コマ=27万9360コマ。 を1枚ずつ。
ジェームスキャメロン監督自らが、60週かけて、3D化したフィルムを1コマずつチェックしていったそうです。
■劇場で観た方がいい!
言っておきます。これは劇場で観るべき映画です。
3Dになって凄いというだけでなく、映画の臨場感、そこにいる感覚が、半端ない映画です。
臨場感が高いというのは、物語にも集中するということです。
そこへきて、主人公2人のロマンス。
まさに2人の気持ちが真に迫る映画です。
最後の方は2人の恋の行方にドキドキしているのか、釣り橋効果で3Dの迫力にドキドキしているのかわからなくなってきます!!
TVで観たことある人も劇場でもう一度見て欲しいし、
15年前に劇場で見た人にも、あの感動をもう一度!味わって欲しい映画です!!
ぜひぜひどうぞ!!
映画『タイタニック3D』
4月7日土曜日公開。
劇場/
札幌シネマフロンティア
ユナイテッド・シネマ札幌
<☆青☆>